弁論未修正版

カード決済のススメ

現金って、クソ、なんですよねぇ

だって、そうでしょ?現金で取引すると損失が結構大きくなるんだよね。

みなさんコンビニとか使うと思うんですけど、コンビニってちょっとした買い物をするために行くじゃないですか。買うものが少ないから細かいタイムロスが気になる人、僕だけじゃないと思うんですよ。夕飯買うためにスーパーで並ぶのはあんまり気にならないけど、缶コーヒー買うためだけに並ぶのって嫌だなあって。そういう時にたまに、いや結構見かけるんですけど、会計遅い人、いるじゃないですか。こう、財布の中覗いて、ゴソゴソしてて、暫くして1円玉取り出して、丁度お預かりいたします。って奴。僕もやっちゃうんですけど。あれ、死ぬほど無駄だと思うんですよね。

僕が考える理想的な会計っていうのが、皆さんゲームとかすると思うんですが、ドラクエとかね、銅の剣買うのかい? はい ジャララララちゃりん 毎度あり! つってね、一瞬で終わるわけ。いいですよねー、現実でもどんなに面倒くさい額でも一切のお釣りも出ないで一瞬で終わっちゃう決済手段、あったらいいですよねえ。

あるじゃんと。スイカパスモみたいな電子マネー、クレジットカードなんかでもいいですよね。クレジットカードって、なんか買い物狂いで借金まみれ、みたいな嫌ーなイメージでアレなんですけど、最近流行りのネットショッピングなんかはクレジットカードなしにはやっていけませんよね。別に代引きとかウェブマネーとかあるっちゃああるんですけどね。

で、ピッってやれば済むものを無駄に色んな種類のお金を操って浪費した時間、試算してみました。なんと1年に1億時間!時給1000円で働いたら1000億円も損してるんですよ!

あなたが1円玉と格闘してる間に日本ではそんなに損失が発生してたら廃れるのも当たり前なんですよ

お隣の中国、最近急成長してますよね。無人コンビニが出来たらしいですよ。効率化の鬼ですよね。その効率化の鬼はもう殆ど電子決済なんですよ。私たちがちゃりんってやってる間にお隣ではピピピ!人口の差も大きいうえに効率も段違いだったらそりゃ負けますわ。

だから電子決済、もっと推進していきましょうよと思う訳です。

つっても、うまくいかない理由ってのがあるんだよね。

まず、さっきも言ったけど、借金地獄みたいな負のイメージ。確かにクレジットカードは一時的に借金する形になっちゃうんだけど、デビットカードみたいな借金しないシステムもあるから何とかなると思う。ただこれ、支払いの手間が少なくなると起きちゃう問題なんだけど、浪費しすぎちゃう人も出てくるんだよね。現金だと無くなる感覚があるけどカードだと使った合計が見えにくいからなんだよね。これはさ、カード会社が取り組める話で、今月はこういうものを買ってこれだけ使いましたよ、みたいなのがウェブ上で見れるようにするみたいな対策が出来ると思うんだよね。家計簿をつけられない人にも優しくなるし良いんじゃないかな。

で、もう一つ、対応してるところが少ない。大きいところだと結構導入されてんだけど、やっぱり小さいところだとどうしても導入できてない。普通カード払い出来るところなら

現金払いだって普通にやってるし、じゃあ現金でよくね?ってなっちゃうんだよね。

店舗側の負担も結構あって、本体にお金が掛かってたり取引に手数料が発生したりで、利便性の為に導入しよう!ってなりにくいでしょ。これどうにかするには国が補助金出すしかないのかなあ。

それも有りだよ。利便性が上がるんだから、特定の業界に利益になるつっても全体の利益になるんだから。だけど、やっぱり大事な国民の大切な血税ですから最終手段にしたいですよね。代替手段があるんですよ。電子決済大国、中国ではQRコードで決済してるんですよ。便利じゃないですか?QRコード出すだけの道具なんて大した価格じゃないでしょ。大手の利用者が滅茶苦茶多いところは回転率を意識してカード決済が出来るようにすればいいし、そうじゃない小さな商店は安くて済むQR決済でいいんじゃない?

ここまで現金支払いは小銭扱うから損失大きいから電子決済しようぜって主張してきた訳。勿論電子決済が完全に普及するのが一番だけどさ、導入にはハードルが高いなってのも言ったよね。じゃあ、電子決済導入出来なかったとして、現金支払いでも損失を小さくする方法ないのかな?って思うじゃん。ありました。いくつか紹介していきますよ。

まずは自動販売機、これは店員がお釣りを数える手間が省けて、偽札も見抜きやすい。ついでに注文が確実に伝わる。ただし一番の無駄である客が小銭を扱う時間を解決できてない。

次に料金設定を見直す。小銭を扱うのが無駄なら、扱わなくていいキリの良い値段にすれば良いじゃない。実際こういう事をしてるところは多い。沢山の人を捌けねばならない食堂とかだと1円玉や5円玉は使わなくても良いようになってる。まあ本当は10円玉も使わなくていいならもっといいんだけどね。こういうキリの良い値段設定の極端な奴は即売会だとか祭の出店なんかで見かけるの。人を捌けなきゃいけないし、店の規模が小さいから電子決済も導入しづらい。しかも店を開く時期が非常に短いから市場機能が上手く働かないといった理由で100円単位の商売が出来るんだよね。この100円単位の値段設定が流行れば、おつりをキリのいい額にするために小銭を無駄に操って財布をきれいにする必要もない訳ですよ。財布に1円玉や5円玉、10円玉がないってことはスムーズに100円玉を出せる訳で、効果は絶大なんですよね。

じゃあなんで行列を長くしてまで中途半端な額にしてるのか、それは店側も利益を最大化するために出来るだけ調整をしたいから。でも調整するために半端な価格は必要ないんです。

皆さんお菓子とか召し上がると思うんですが、最近物足りないな、って思いませんか?それもそのはず、内容量を少なくすることで価格はそのままに、市場機能を働かすことが出来るんですよね。

そういうことに気付いてるようで小売業者のブランドでぴったり100円!っての結構増えましたよね。まあ本体価格が、なんですけど。私たちが払う価格は税込み価格で、今の例だと108円払うことになるんですよ。死ぬほどめんどくさい価格じゃないですか?あと1円足りない!とか1円玉8枚出さなきゃいけない!みたいなね。そういう意味で10%に増税するのは、まあなしじゃないと思います。でも現状っていつ増税が来るか分からない。店としてはあの8%に増税した時の混乱をしたくない。だから税抜き価格で表記してるところ多いんですよね。この商品なんとイチキュッパ!2千円しない!と思ったら税抜き価格で税込み価格は2138円!計算面倒だし半端な価格になるしで最悪。だから政府はまずはいつ改正するのか、そもそもするのか決めてから、あとはキリの良い税率にしたり、税込み価格がキリの良いような計算方法、例えば95円に5円ついて100円、みたいにしようよ。って主張してる訳。