LGBT周りでよくみられる論理ですよねこれ。
言ってることは間違ってはいないと思われます。
バイセクシュアルとトランスジェンダーはここに組み入れらるのがもとより不自然なので考えないにしても、ホモセクシュアルについてはそれだけでは現段階の社会で持続不可能であろう、というのは正しいでしょう。
そしてこのような批判されるとわかっている論を表に出したことを「見えない所」論者として敬意を表します。言わずとも思っている時点で問題があって見えなくなってるだけですからね。
ですがこれには問題が二つあります。
一つ目は、LGBTばかりになるという状態はまず起こらないだろうということ。
二つ目は、LGBTに何を代入してもその論は成立してしまうということ。
一つ目はいろんな人が言っていますが、存在を許容したところで元々そうであった人が告白するにしても、そうではなかった人がそうなることはないだろうということです。ノンケだけど合法化したら同姓と結婚するよという人が殆どということは無いかと思われます。
二つ目は今回述べたい話ですが、例えば”政治家ばかりになったら国はつぶれる”みたいな論も成立するわけです。この社会というのはある一定の同質性を確保しながらも、異なる人たちが協力して持続しているわけです。
ある属性のみで構成された社会を想定し、それが成り立たないと示し、その属性を排除する正当性を示すことは出来ません。
社会の如何に関わらず一定数存在する人たちを社会の制度に収めることは社会のバグ潰しの一端を担うでしょう。
それに彼らこどもを産むことが出来ない人を否定した先にあるのは未婚者ないしこどもの持てない人達でしょう。
ただ、その論は構造が違うと言いたいだけでした。