あなたが死んで70年って演題で著作権問題について話せないかなとね
想像してください。あなたが死んでから70年後の話を。
と言っても想像しきれませんね。なんてったって今から70年後じゃない。西暦何年なのかも分からないんだから。
文化は今とはかけ離れているでしょう。科学はどれだけ進歩したんでしょう。
貴方を知る者は死んだか、若しくはよぼよぼのじいさんばあさんでしょうね。
もう今の面影は残ってはいないでしょう。ただ一つを除いては。
あなたの著作権、そう!(原稿を掲げて)この紙っぺらの如何を決める権利は残っているんです。確実に。勿論それもあなたが死んで70年後、その時に消えてしまうのですが。
でも、そんなに残ってる必要ありますか?そんなに大事にしたいんですか?この紙っぺらその時まで残ってるとは思えませんよ?
この弁論は、あなたが死んで70年、その遠過ぎる未来まで残ってしまうこの権利が、我々の文化にどのような悪影響を及ぼすのかを説明し、短くしようと主張する弁論であります。
って感じ