春秋杯の奴、原稿が完成したけど選考会も始まらないので適当に投げる

投げるだけ投げるけどあんまり対策はしてほしくないなと思いながら聞いて回って全員ノーコメントも面白くないので

演題:戦え!何を!?弁論を!

 

(期待する―!)

何を?

何を弁士に期待しているのですか?

貴方は何故!何故あなたはそんなバカみたいな声をあげて期待する!なんて言っているんですか?

皆さんは弁論に何を求めているのでしょうか?

聞いてみましょうか

 

(演壇を降りる)

審査員の皆さんのは審査講評で纏めて聞けるので他の聴衆の方から聞いてみましょう

急に言われても困るでしょうし答えられない方はノーコメントで構いません。

長すぎる場合はこちらから中断させてしまうことをご了承ください。

 

あなたは弁士に何を期待していますか?

(何らかの返答)

(何らかのコメント)

(繰り返し)

 

皆さんありがとうございました。「皆さんが色んな点について期待していたことが分かりました。」しかしながら、聴衆の皆さんからは期待する!としか言われていませんでした。我々弁士は勝手な話ですが、こういう弁論を期待しているだろうと思い込んで自分がやりたい弁論とは違う弁論をやってしまう。弁士の皆さん、今まで若しくはこれから弁論をやる方は予想していた期待とどのくらい差異がありましたか?

 

私は私が知らなかった話を期待しています。然し弁士は私の知る範囲など知ったことではない。期待に応えるすべはない。期待に応えられるなど期待すべきではない。だったら最初から言いたいことを言えばいい。

 

演題の「戦え!何を!?弁論を!」は、1992年にロックバンド筋肉少女帯が発表した曲「戦え!何を!?人生を!」が元になっています。

その冒頭の歌詞には、「才能の枯れた奴がいた。彼の人生は退屈だった」とあります。

弁論界隈には才能溢れる人が多くいました。

しかし、聴衆の期待に押しつぶされ才能を枯らしてしまった。

そうなると彼らの弁論は退屈になってしまいます。

 

期待に負けず、貴方が言いたいことを言ってほしい。

全ての弁士に期待する。

 

戦え!(何を!?)弁論を!!