タブはコピペしたら消えた知らん
はじめに
雄弁部の後期は特に忙しい時期である 企画の応募が芳しいとは言えないというのにも拘わらず、やらねばならないことで土曜日は埋まってしまう 我々は何らかの策を講じなければならない
要求
Slackの本格導入の承認
正部員全員への雄弁部Slackへの入室
現状の問題性
現状土曜日の活動時間が非常に厳しい状況にある
1、部員増加に伴う弁士数の増加による演練増加
2、部員増加に伴う活動多様性の需要増加
3、弁論大会が多い
4、議案提出が多く、質疑の多くは提案型であり、またこれも改善に寄与されない
5、自然災害による休会
etc.
活動時間を確保する策が必要である
想定される解決策
1、オンラインで実現可能なものはオンラインで済ませる(本議案で提案)
2、平日活動の増加
解決策の困難性
1、オンライン議案
現状雄弁部内で用いられる議論空間は「LINE」「googledrive」である。
GoogleDriveを議論の場とすることは不可能ではない(コメント機能を用いた議論)が、恐らくこれを言論空間の中心には置かないだろう(提出者はこれに反対しない)
LINEはその機能を議論ではなく連絡(特に安否確認)に中心をおいているのでこれも議論には向かない
2、平日活動
平日まで時間をかけてもらうことは困難であると考えてよい
勿論並行して行える分には活用すべきであるがこれで補いきれるものではない
提示する解決策
前述した困難性1への解決策としてSlackの導入を提言する
本議案ではslackとgoogledriveやその他アプリケーションを併用した環境を前提とした上で、LINEと比較し、その有用性を説明する
1、ログイン容易性
2、複数グループの管理容易性
3、通知に対する配慮が不要
4、拡張容易性
5、視認性
以下順に説明していく
1、ログイン容易性
PCログインにはまず、アプリケーションのインストールをした上でスマホからの認証を必要とする
また、LINEのPC二重ログインが出来ず、片方(A)がログインしたまま、もう片方(B)でログインすると自動的にAがログアウトされるようになっている
つまり複数台PCを持っている人は勿論のこと、明治大学でPCを借りる場合等、管理者権限を持たないPCを扱う場合などLINEログインに不自由な状況はよく起こる
また、スマホを紛失・故障をしたとき、それまでの議論内容が消滅、或いはアカウントそのものが利用不可になる恐れがある
対してslackは、認証はその他一般のサービスと同様、ログインは容易であるし、ブラウザでもログイン可能なので上記のような不便性はない
2、複数グループの管理容易性
LINEには雄弁部関連のグループが多数存在する
さて、この執行部員の中で、現在のグループ数がいくつあるのかを正確に把握している部員は何人いるだろうか?
恐らくいないだろう 招待されていないグループであればなおさらである
LINEのトーク表示は時系列順になっている(これはこれで便利ではある)
諸友人との談話によって雄弁部関連グループの位置は激しく上下し(主に下方向に強く)、一覧性に欠ける
通知を送りたい相手を制御する為にグループを新設していく状況もあり(当項目3を参照)、無秩序に雄弁部電脳言論空間は複雑化する 同時に、そのグループの発言内容はおろか存在さえも外側に知られないために執行部員の誰一人雄弁部の全容を知る者はいない
また、LINEのグループは招待され参加した時点以前の発言内容は見ることが出来ないために、全員の参加を待たねばならない
対してslackは名前順で表示されるので発言によってその順番が前後することがなく、そもそもワークスペースという枠で雄弁部の言論空間が仕切られてるので全容を一覧することが可能である
そして、チャンネル(LINEでいうグループ)に招待されていない人もそのチャンネルの存在を認識することが出来、また参加せずともその議論内容を把握することが出来るため、雄弁部電脳言論空間は開放的で一覧性に富んだものとなる
また、議論の途中で新たに部員が必要になったとしてもその都度招待することができ、その部員もそれ以前の議論を把握することが可能
また、参加するのに招待は不要なので、招待行動すら不要である
3、通知に対する配慮が不要
LINEでは各々で通知をグループ毎あるいはまとめて通知を切ることは可能であるものの、一般的に重要な連絡が来る可能性があるので通知は入れていることが想定される為、連投はやはり迷惑と思われるので、投稿毎のハードルが高い
結果として議論が活発化されない
或いは通知を遠慮するあまり直接的に関係のある部員のみのグループを新設することで、言論空間の一覧性と開放性を損ねてしまう
対してslackは、メンション機能が充実しており、通知ON,OFF以外の「自分へのメンションと設定したキーワード以外ミュート」が設定でき、重要な連絡を見逃さずに通知を切ることが可能である(推奨する)
また、そのチャンネルに参加している全員に対してメンションを送る@channelがあり、通知の制御が可能である
また、おやすみモードという22時から8時の間(この時間帯は各自で設定可能)通知を切る設定がデフォルトで備わっており、睡眠を阻害することも恐れる必要がない
また、何時間後かに解除される非通知モードも存在し、日中でも通知に集中を妨げられることはない
当然、一切の通知を拒絶したいときは、チャンネルごとにミュートする機能もある
4、拡張容易性
こんな機能があったらいいなということはLINE, slack問わずどのようなサービスにも思うことがある
そのような場合自分でその機能が導入できたら…となるが、LINEは多機能なサービスはあるもののそれだけである
一応botを作成するなどで機能の追加は可能ではある
対してslackは、連携を前提とした設計がなされているので、機能を増やすことは容易である
現に新絵文字(注)・チャンネル作成時に通知を飛ばす機能や、ツイッターで特定のアカウントの発言を転送する機能、グーグルカレンダーの予定でリマインドする機能を導入している
(注)ここでいう絵文字は、カスタム絵文字というユーザがPNGファイルを登録することで使うことが出来るLINEでいうところのスタンプのようなもの
また、併用するGoogleDriveなどとも連携が可能である
こちらは連携を可能にするソフトウェアが公開されており、容易であると言える
Slackから直接GoogleDriveに投稿する機能とGoogleDriveのファイルをSlackに共有する機能(PC版のみ確認)と両方存在する
5、視認性
議論をするうえでは、後々見返すことを前提に言論空間を構築しなければならない
LINEは見返すことを前提とはしていない(勿論Slackもflow空間なので見返すことを前提とはしていないが程度の問題はある)
Slackは視認性を確保する上で以下の機能を備えている
1、編集機能
2、リアクション機能(絵文字)
3、装飾字
4、ポスト
5、スレッド機能
6、チャンネル機能
7、ピン機能
順に説明する
1、編集機能
一度投稿した発言に誤字を見つけたとき、LINEなら一度発言取り消しして再度投稿するか、誤字の部分だけ修正する投稿(「×に〇を」といった)をするかもしれない
修正をしている間にも議論は流れていくかもしれないし、この方法はやはり不完全である
Slackではそのまま編集をすればいい
あとあとになって、もっとセクシーな言い回しを思いついたときには、言い換えることもできる
2、リアクション機能(絵文字)
議論に決着がついたときとりあえず決を採りたいとき、LINEでは「○○でいいですか?」と聞いてそのまま「賛成です!」といった発言を流すかもしれない
よりスマートな人はノートを作成してそこにいいねをさせるが、slackには全ての発言にいいねが出来る機能があるのでわざわざノートを作る必要がない
しかも、LINEでは、いいねはたかが10種類程度の選択肢しかないが、slackでは、千種類以上の選択肢(一般に使われる絵文字が使える)と追加で登録できるカスタム絵文字が使えるので実質無限種類の選択肢が使える
発言に対し、同調したり、疑問を投げかけることは雄弁部的にはよくあることなので、非常に使える機能であると言える
3、装飾字
先の絵文字だけでなく、平文を強調することが出来る
太字、斜字、取り消し線、引用の4種類が主に使える
4、ポスト
何かまとめたい時、LINEでは、ノート機能を使う
が、投稿者以外が編集したいとき、投稿者に編集を促すほかない
Slackでは、共同編集可能なポストというものが使える
これには3の装飾字に加えリスト表記も使える
また、ポストはチャンネルとは独立しているので、LINEでは別のグループに共有するにはコピペする他なかったのが、Slackではただ共有すればいい
5、スレッド機能
特定の発言に対して本題の流れを妨げずに返信したい時、スレッドを用いることで目立たせずに返信が可能である
このスレッドはそのスレッドに関わっている人以外に通知は行かず、表示も〇件の返信とだけ表示されるのみである
6、チャンネル機能
スレッド機能だけで一つの話題を回すのは難しい
故に実際の運用としては、議論が長引きそうならば、さっさとチャンネルを増設するのが良手だろう
然しLINEでは、話題毎にグループを新設して招待して…といった行動は悪手に近い
というのも先述した通り招待に面倒な仕様があり、複数グループは管理が難しい
Slackでこの行為が推奨されるのは、ワークスペースそのものが多機能なLINEグループとみなすことが出来るからだ
子グループであるチャンネルは各自の裁量で入退室が可能なので、チャンネル作成の通知のみすれば(これは実装済みなので不必要)問題ないと言える
これにより複数の話題を同時に回すことが更に容易になる
7、ピン機能
以上の機能によって議論全体の視認性は向上するが、そもそも結論のみ見たい場合は、それでも視認性は低い
この場合、非常に情報量の高い発言のみをピン止めすることで、ピン止めした発言のみを閲覧することが出来る
ラインにもアナウンス機能というものがあり、リマインダに使われるが、リマインダとしても、十分に機能されない上に備忘録として使う者も少ない
以上より、slackを導入することで雄弁部全体の言論空間の健全化が期待でき、更なる議論の活性化が見込める